2008年06月10日

偏光レンズの表示について

偏光グラスに書いてる「偏光度○%以上」という表示。
これ、メーカーの自社比だというのはご存知でしょうか。

この偏光グラスは安かった割には偏光度が高いからお得だったな・・・
そんなことはないのです。

偏光レンズの性能と、価格はある程度比例しています。
1万円台の価格で売られている偏光グラスのほとんどは
「ポリカーボネイト」もしくは「アセテート」製です。

偏光レンズで、いちばん出回っているのがこのタイプです。

軽くて衝撃に強く、自由にデザインできるのが魅力ですが
価格のほとんどがブランド料とフレーム代と思ってよいでしょう。

買う前に、レンズに蛍光灯を写してください。
レンズに写った蛍光灯がゆがんで見えたら、そのレンズはかなり粗悪品です。

厳密な歪みを確認するには、専用の機械で調べないとわかりません。
しかし、ポリカなどの湾曲の強いレンズでは、歪みが出やすいのは確かです。

素材自体に歪みがないのは、プラスチック製では「CR−39」。
あとは、ガラス製です。

偏光レンズの表示以前の問題として、レンズの歪みにも注意が必要です。

<関連サイト>
偏光グラス通販情報
 

2008年04月12日

偏光グラスとは

偏光グラスとは、いったい何なんなのでしょう。

まず、偏光グラスの「グラス」の前にある
「偏光」の意味から説明したいと思います。

「偏光」とは、なんらかの理由により
光の振動方向が特定の方向に偏った状態のことをいいます。

光というのは、進行方向(光源から照らされる物への方向)に対し
垂直方向に波をうって(振動して)います。

太陽の光などの自然光は
波を打っている方向が一定ではありません。

この状態を無偏光といいます。

この「無偏光」の光を、ある装置を用いて「偏光」の光にすれば
一定方向の光だけ見えるようになります。

一定方向の光だけ見えると
今まで見えにくかったものがすごくよく見えるようになります。

偏光グラスとは、上に書いた「ある装置」の部分に
「偏光フィルター」を用いたグラス(メガネ)のことです。

偏光フィルターはブラインドカーテンのように
水平に模様が規則的に並んだ構造になっています。

簡単に実感できる方法があります。
偏光レンズを手に持って携帯電話の画面を見てください。
その手に持ったレンズを、90度回転させて見てください。
今まで見えた画面が、真っ暗で見えなくなるはずです。
「ブラインドカーテンのような構造」という意味がわかってもらえると思います。

偏光グラスとサングラスは、見た目は同じですが、中身は違います。
サングラスとは、レンズの色を濃くして眩しさを軽減するグラスなのです。


続いて、可視光線透過率について説明します。

人が見ることのできる光を「可視光」といいますが
その可視光がレンズを通過する割合を「可視光線透過率」で表します。

レンズの色が濃いほど可視光がレンズを通過しにくくなりますので
可視光線透過率は0%に近づいていきます。

逆に、レンズの色が薄いほど可視光がレンズを通過しやすくなりますので
可視光線透過率は100%に近づいていきます。

サングラスをしたままトンネルに入ると、暗くて視界が真っ暗になり
サングラスを外した経験のある方も多いかと思います。

しかし偏光グラスをかけていても
多くの場合がトンネルに入ってもグラスを外さなくても済みます。
(すべての偏光グラスではありませんが)

その理由は、偏光グラスが単にレンズの色で
眩しさを調整しているのではなく一定方向だけの光を見ているからです。

偏光グラスの詳しい話は、これからじっくり説明していきます。
 

2008年04月11日

レンズ素材について

偏光グラスの素材は、大きく分けて2種類あります。
その種類とは、プラスチックとガラスです。

プラスチック素材には
CR39、ポリカーボネイト、アセテートなどの種類があります。

偏光レンズはガラス製がよいか、プラスチック製がよいかということになると
どちらも一長一短あり大変迷うところです。

現在市場に出回っているレンズの大半は、プラスチック製のレンズです。
なぜプラスチック製のレンズのシェアが高いのかというと、
ガラス製のレンズよりも「軽い」からです。

どんなシーンで偏光グラスを使うにせよ
かけ続ける限りは軽いレンズに越したことはないです。

一昔前までは、レンズの光学的性能がガラスに劣るといわれたこともありました。
現在は、ほぼ同等の性能なので気にすることはありません。

また、カラーバリエーションがプラスチック製の方が豊富なため
いろいろなタイプの偏光グラスが作れるのもシェアを高めた理由です。

それにもかかわらず、いまだガラス製に根強い人気があるのも事実です。
メーカーによっては、ガラス製のレンズしか使用しないところもあります。

ガラス製が好まれる最大の理由は
メンテナンスに気を使わなくても初期性能を維持できることにあります。
その中でも顕著なのが「歪み」の少なさです。

プラスチックの方がガラスよりも熱に弱いため、どうしても歪みやすいのです。

使用状況、保管方法によっても違いはありますが
プラスチック製の偏光レンズの寿命は3年程度といわれています。

プラスチック製レンズは、温度変化によって
ちょっとでも膨張しフレームを圧迫すると、歪みが発生します。

歪みがフレーム付近で発生している場合は、視界には入らないので気になりません。
膨張の度合いが大きい場合は視界の部分まで歪みが発生します。

一度歪みが発生すると、なかなか元には戻りません。
著しく見え方が変化することは少ないのですが、偏光機能が働かない場合があります。

プラスチック製レンズで大きく歪みが出た場合は、交換が基本となります。

よく車に偏光グラスを置きっぱなしの人がいますが、
場合によっては1日でレンズを駄目にしてしまう人もいます。

真夏の車中は60℃以上の高温になります。
真冬の場合は氷点下に下がる時もあります。
その温度差にプラスチックが膨張、または収縮してしまうのです。

航空機を操縦するパイロットのサングラスは、ガラス製です。
それは、地上と上空の温度差が激しいため、ガラス製でないと耐えられないためです。

日常で使うぶんには、そこまで気を使うことはありませんが。

ガラス製とプラスチック製では見え方に大差はありませんので
「軽さ」「カラー」などお好みで選べばいいと思います。

偏光レンズは非常にデリケートですので
絶対に車の中に置きっぱなしにしないでください。
 

2008年04月10日

偏光グラスの価格について

メガネショップにはたくさんの偏光グラスが並んでいますね。
価格帯も5000円ぐらいから、30000円以上のものまでさまざまです。

単純に、「なぜこんなに値段にばらつきがあるのだろう」と疑問に思いますよね。
それにはちゃんと、理由があるのです。
偏光レンズの作り方が違うのです。

偏光レンズの性能は、偏光フィルターの出来の良さで決まるようです。
偏光フィルターの性能で、偏光レンズの性能を決めるといっても過言ではありません。
偏光フィルターの製造方法には、ヨード系と染色系があります。



まずヨード系から説明します。

ヨード系の「ヨード」とは、うがい薬に使われているヨードのことです。

ヨードを使って偏光フィルターを作製し
レンズとレンズの間にその偏光フィルターを挟んでいます。

この方法は製造工程が複雑なため
機械で自動化されずまだまだ手作業の部分が多いのだそうです。
そのため、加工に時間がかかってしまいます。

手作業で、かつ加工に時間がかかってしまうため、どうしてもコストが高くなってしまいます。
その代わり、クオリティは他の製造方法の中では最高クラスです。



次に染料系の説明をします。

プラスチック製レンズのなかでも、ポリカーボネイト、アセテートに使用されています。
こちらは、機械で自動化されたラインで製造されるため、加工時間はあまりかかりません。
よって、コストを低く抑えることができます。

しかし、クオリティはヨード系以下となってしまいます。
なぜかといいますと、染色系ではヨード系より偏光度を上げられないのです。

「安い偏光グラスにも、偏光度90%とかの製品があるじゃないか!」
という声が聞こえてきますが・・・

そこには偏光度表示のからくりがあるのです(これについては、後で説明します)。

偏光度が上げられないので、眩しさを軽減するためにレンズに直接着色しています。
そのため、眩しくないレンズは色が濃くなり、当然視界も暗くなってしまうのです。

この手のレンズでよくいわれるのが、「赤抜け」という現象が起こりやすいということです。
赤抜けとは、水面にさざ波がたつと波頭が赤く見える現象で、眼精疲労の原因となっています。

赤抜けの原因としては、染料系の製造工程では
赤く見える波長域の透過率をうまく調整できていないようです。

以上、ヨード系、染色系の製造方法について説明しました。



偏光グラスの値段のばらつきは、
レンズの製造方法に関係があるということは説明した通りです。

しかし、厳密にはレンズ性能=値段とは言い切れない部分もあるようです。

偏光グラスやサングラスなどはファッション性を重視しているようで
レンズ以外の部分の色々な要因(ブランド料とか)で価格が上がっている場合もあるのです。

おしゃれに興味のある世代をターゲットにした商品に、その傾向が強いようです。
偏光グラスを選ぶ基準は「かっこよさ」「軽さ」「かけた感じ」と人それぞれ違うと思います。

ドライブや釣りなどで偏光グラスを長時間使用する
または視認性を重視する方は、是非「目を守る」という意味からも
多少高価でもヨード系で製造されたレンズを購入することをおすすめします。

<参考サイト>
偏光グラス格安通販
 

偏光度について

偏光レンズについて語るときには「偏光度」という言葉が必ず出てきます。
ここでは、偏光度について説明しておきたいと思います。

偏光グラスとはのところでも述べましたが
偏光グラスとは、偏光フィルターを用いたグラスのことです。

偏光フィルターとは、ブラインドの隙間が細かくなったものだと想像してください。
偏光度とは、このブラインドの隙間の細かさ(密度)だと思ってください。

密度が高いほど偏光度が上がる、すなわち100%に近づいていきます。
密度が低いほど偏光度が下がり、0%に近づいていきます。

偏光度が高い(密度が濃い)レンズほど、余分な光(反射光)をカットしてくれます。
よって、偏光度の高いレンズが偏光レンズとして優秀。
といいたいところですが、そう単純に決められないのです。

なぜなら、可視光線透過率との関係があるからです。

通常市販されている偏光レンズは
偏光度が80%〜99%ぐらいものが多いようです。

一般的に使用するには、視界は明るく保ちながらも
眩しさを抑えるレンズが使いやすいものです。

視界は明るく=可視光線透過率は高く
眩しくない=偏光度は高く(密度が濃い)
というのが理想です。

しかし、現状では可視光線透過率が30%を越えると
偏光度が下がる(密度が薄く)傾向にあるようです。

また、視界の明るさという点では、レンズの色にも左右されます。

ブラウン系とグレー系を比較すると
同じ可視光線透過率、偏光度でも、ブラウン系の方が明るく見えます。

このように、偏光グラスを選ぶには偏光度というのは重要な要素ではありますが
可視光線透過率やレンズの色とのバランスを考慮しなければならないのです。
 

2008年04月07日

偏光レンズのコーティングについて

コーティングとは、レンズ表面に膜を張ることです。
主な目的は、レンズの傷つきを軽減したり、乱反射を防止するためです。

コーティングをしてないレンズはノンコートといいます。
コーティングには、ハードコート、マルチコートなどの種類があります。

ハードコートとは、レンズ表面の傷つき防止のために行うコーティングです。
プラスチック素材はノンコートでは傷がつきやすいので、ハードコートは必要です。

自分の偏光グラスがコーティングされているかどうかは
蛍光灯をレンズに写してみればわかります。

蛍光灯が白っぽく映れば、それはハードコートです。

レンズの内側に自分の目が映り込んだり、後の景色が映る場合はノンコート。
光がレンズを通過する際、レンズ表面で何度も反射を繰り返してしまうためです。

マルチコートが必要なときは、乱反射を防止したいときです。
例えば、自分より後の景色がレンズ内側に写り込む場合などです。

釣りなどでは、フレームにカバーを付け光の進入を防いでいます。
しかし外気温が低いときには、レンズが曇ることがあります。

またレンズの色が薄いと、正面から入ってくる光が肌を照らし
その反射がレンズの内側に映る場合もあるので、確実とはいえません。

レンズ内側の写り込みをなくすためには、マルチコートが必要です。
マルチコートとは、乱反射を防止するために行うコーティングのことです。

マルチコートは映り込み防止効果のほか、キズにも強く、撥水効果もあります。
また、光線透過量が5〜6%増えるといった効果もあります。

自分のレンズがマルチコートされているかどうかは、蛍光灯を映しこめばわかります。
レンズ表面に、蛍光灯が青や緑に映ればマルチコートされています。

マルチコートの場合は乱反射防止が目的ですので
コストを抑えるために内側のみマルチコートというレンズもあります。
レンズの性能的には両面マルチコートの方が視界がすっきりするのでよいです。

偏光レンズを選ぶときには、コーティングの種類を必ず確認しましょう。
 

2008年04月06日

目を守るための偏光グラス

偏光グラスをかける理由の多くは、
眩しさを抑えて視界をスッキリしたいからだと思います。

それ以外にも、偏光グラスをかけることがとても重要な意味を持っています。
その意味とは「目を守る」ということです。
何から目を守るかといえば、ずばり「紫外線」です。

「紫外線なんて、帽子をかぶれば防げるんじゃないか」なんて言ってるあなた。
間違いではないのですが、正解でもないのです。

なぜなら紫外線の量は空から降ってくるよりも
地面や水面からの反射によるものがとても多いからです。

紫外線の反射の量を、以下の3つで比べてみます。
地上(屋外スポーツ)、海上(マリンスポーツ)、雪上(スキーなど)。
この中でダントツに多いのが「雪上」、次に「海上」、そして「地上」です。

地上に届く紫外線には、「UV−A」と「UV−B」があります。
「UV-A」は、じわじわ蓄積されて皮膚の老化を早めます。
「UV-B」は、日焼けの原因で、皮膚ガンや白内障を誘発します。

裸眼では紫外線が光といっしょに目に入ってきますが
そのほとんどは角膜(黒目)に吸収されます。

しかし、「UV-B」は波長が長いため
角膜を通過してその奥にある「水晶体」で吸収されます。

水晶体に紫外線が溜まるとどうなるか。
水晶体の構成部であるタンパク質が変性し
カルシウム塩となって水晶体内にたまります。

これにより、白濁が起き、物が見えにくくなります。
それが、「白内障」です。

白内障は、老化現象ですので、年をかさねれば誰でも起こることです。
40才代から進行が始まり、80才代では100%の人が白内障を発症するといわれています。

しかし、その進行具合は人によってさまざまです。
普段から脂っこいものを多く摂取している人も早く発症するといわれていますが
屋外で偏光グラスをかけない人も、かける人よりは早く発症するようです。

紫外線から目を守るためにも、屋外では偏光グラスを使用しましょう。
 

2008年04月05日

偏光グラスの色の選び方

偏光グラスのレンズの色にはさまざまなタイプがあります。

どんなときにどの色を選べばいいのか、迷うところですね。

ここでは偏光グラスの色の選び方について、
TALEX社製のレンズで代表的な色を例にして説明したいと思います。

以下の順で説明します。
@レンズ名
Aレンズの色
B可視光線透過率
C偏光度
D天候
Eレンズの特徴


@トゥルービュー
A薄いグレー
B30%
C99%
D晴天
E乱反射だけをカットし、目に見える色合いに最も近いといわれています。
世界で唯一、カラーで特許をとっている偏光レンズです。
最初の1本におすすめします。


@トゥルービュースポーツ
Aブラウン
B30%
C99%
D晴天
Eトゥルービューに若干ブラウンを加えたように見える色です。
ナチュラルでありながらコントラスト性を高めており、かけていて疲れにくいです。
オールマイティに使うならこれを。


@トゥルービューフォーカス
A濃いグレー
B12%
C99%
D快晴
Eタレックス偏光レンズの中で最も眩しさを抑える色です。
もともとは海外用に開発された色で、海上や雪上でピーカンに使うならこの色を。


@イーズグリーン
A薄いブラウン
B40%
C90%
D曇天、雨天
E曇天や雨天、朝夕などのローライト時に威力を発揮する色です。


@アクションコパー
Aコパー
B30%
C99%
D晴天、曇天
E物体の輪郭をはっきりと際立たせることができる赤を基調にした色です。


@ビスタイエロー
Aイエロー
B35%
C96%
D曇天、雨天
Eイーズグリーンに近い見え方ですが、より鮮明に輪郭を際立たせてくれる色です。
雨天時のドライブなどで効果を発揮します。


@アーシーブラウン
Aブラウン
B15%
C99%
D快晴
Eコントラストを高めつつ眩しさを抑えてくれる色です。
特に、雪上や砂浜などの白い色からの反射を和らげてくれます。


※色彩の感じ方は個人差がありますので、上の表はあくまでも参考にしてください。
 

2008年03月30日

偏光レンズの取り扱い&お手入れ

ここでは、偏光グラスの取り扱い、お手入れをご紹介しましょう。


まず、偏光グラスの掛け外しは「両手で」が基本です。
片手で、特に決まった手ばかりで掛け外しを行いますと
歪みが発生する場合があるので注意が必要です。


次に、使用後のお手入れです。
汗や雨、海水等にあたった場合は
必ず水またはぬるま湯で洗ってください。

汚れがひどい場合は
中性洗剤をごく少量使って汚れを落としてください。
「ごく少量」というのがポイントです。

汚れを落としたら、洗剤を完全に洗い流してください。
このとき、高い水圧をかけてはいけません。
偏光膜に水が浸入する可能性があります。

また、お湯で洗うのもレンズの歪みの原因になりますので注意。
必ず、「ぬるま湯」です。

洗い終わったら、レンズ拭きややわらかめのティッシュで拭いてください。
この時も、強く擦るのは厳禁です。
コーティングを傷つけることがあります。

水洗いせずにレンズ拭きを使う場合は
レンズに細かい砂などがないか確認してから拭いてください。

レンズを拭いた後は
乾燥させてからケースにしまうようにしてください。


最後に、偏光レンズの車内の置きっぱなしは厳禁です。
夏場は車内の日のあたる場所は、60℃近くにもなります。

熱くなるとレンズやフレームが曲がったりして
レンズに歪みが発生したり、コーティーングが傷んだりします。

冬季は、低温によりプラスチックフレームが縮むことがあります。
フレームが縮めばレンズが押さえつけられ、同じく歪みが発生します。

とにかく、偏光レンズはデリケートにできています。
取り扱いは慎重にしてください。
 

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